高麗人参をイラストで研究
高麗人参はとてもポピュラーな生薬ですが、テレビコマーシャルなどで見かける際にはおそらくすでに加工された製品パッケージを見かけると思います。
原料がどのようなものなのか、案外その全体像まで把握されていない方が多いのではないでしょうか。
実は高麗人参は、ニンジンという名称が付いていますが似て非なる形態をしています。
ニンジンは歯の形状を見てもわかるかと思いますが、セリ科に属している植物です。
見た目はとても鮮やかなオレンジですし、西欧社会を中心に長い間貴重な野菜として愛されてきました。
シチューや煮物など万能な食材なうえ、ビタミンも非常に豊富で、離乳諸侯から食べることも出来るのがニンジンの特徴です。
一方で、生薬として知られる高麗人参はウコギ科の植物で、セリ科ではありません。
味はニンジンのように甘さがあるわけではなく。
寧ろやや苦みを感じます。
成長に時間が掛かり、有名な韓国産高級品ですと出荷できる形状になるまでなんと6年もかかると言われているのです。
また、一度収穫を終えるとその後しばらくの期間は土の中に栄養素が不足するため栽培が出来ない土壌になります。
形状は若干類似していますが、味も栽培方法も全く異なっているのです。
高麗人参をイラストにしてみてみると、ニンジンにはあまり絨毛のような細かいヒゲは付きませんが高麗人参は枝分かれも多く、栄養分が少ない乾いた大地でも水分や栄養素をグングン吸い上げることが出来るように出来ています。
また、ニンジンに比べると固く、調理をするにはニンジンよりも煮込む必要があります。
しかし、サポニンなど非常に優れた成分はニンジンの比ではないレベルで含まれており、愛用するだけで血行の促進やアンチエイジングの効果などを一挙に得ることが出来るのです。
最近ではこのように優れた効果をサプリメントなどの健康食品だけではなくコスメに応用する動きも加速しています。
古くから人々の生活を支えてきた健康成分を熟知したら、早速生活の中に取り入れていきましょう。