高麗人参を原産地で選ぶ

身体に必要な健康成分なら、やっぱり信用できる製品を使いたいものです。
数年前、食品では産地偽装や農薬などの問題が話題になりました。
食の安全が叫ばれるようになり、ファストフードの躍進にも陰りが見えつつあります。
多くの人々は今まで以上に口に入れるものの安全性を求めるようになり、価格だけではない製品選びに真剣な眼差しを向けるようになったのです。
これはメーカー側の品質向上にも良い影響を与えており、信頼できるメーカーの増加にもつながっています。
確かな製品でなければ売れない、というのは価格だけの安易な製品の増加を防ぐいい手段なのです。

では、老若男女問わずに人気のある「高麗人参」についてはどうでしょうか。
高麗人参ももちろん、品質のあり方が問われています。
しかし、高麗人参は非常に厳しい大地を好んで生育する植物のため、極めて栽培が難しいと言われています。
現在日本に輸入されている高麗人参は、そのほとんどが東アジアのものです。
特に古代からの原産国として知られる朝鮮半島は、日本に向けても輸出を多く行っています。
中国でも一部生産できるため、日本で売られている製品のパッケージを見ると、中国産の表記も見られます。
韓国が産地の場合豊城(プンギ)産の物が特に人気で、徹底した品質管理のもとでたっぷりの栄養素を吸収していると現地でも好評です。
でも、安心できる国内産も欲しいという人も多いのではないでしょうか。

日本は本来産地としては日本の環境はあまり向いていません。
日本は多湿になりやすい気候ですが、韓国や中国などの原産地は乾いたエリアが多く、日本で言う梅雨の時期が短いのです。
日本ではこうした乾いた環境が整う場所は少ないため、今まで高麗人参の産地には苦悩を重ねてきました。
しかしようやく産地として頭角を現したのが長野県の東信地方や福島県会津地方です。
この他にもテストをしている地域もあり、若干ですが成功しているエリアもあります。
長野から北関東にかけては乾燥しやすいので、産地として確立できる環境です。
安心を求めるなら日本産がおススメです。

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