疲労回復をはかりたい方に高麗人参
高麗人参には疲労回復効果があります。
ここでは、高麗人参の疲労回復効果について詳しく説明します。
高麗人参の疲労回復効果
ジンセノサイドは高麗人参を代表する有用成分で、さまざまな効果があります。
コルチゾールの分泌を正常にする
ストレスを感じると、体内ではストレスに対抗するために「コルチゾール」というホルモンが分泌されます。ストレスが続きコルチゾールの分泌が続いたり量が増えたりすると、コルチゾールを分泌する副腎(※1)が疲れ、分泌量が減ってしまいます。
コルチゾールは、ストレスを緩和するだけではなく高血圧を予防したり、炎症を防いだりする働きがあります。そのためコルチゾールの分泌量が減ると、ストレスが緩和されなかったり、炎症が抑えきれなかったりして疲労を感じます。
ジンセノサイドは、コルチゾールの分泌量を正常にして、副腎疲労の回復を助けます。
(※1)左右の腎臓の上に位置する臓器。主な仕事はホルモンの分泌。
血行を良くする
血液は、酸素や栄養素を身体中に運び、疲労物質を回収する働きがあります。
血行が悪くなると酸素や栄養素が不足してエネルギーの生産量が減ったり、疲労物質が回収されにくくなったりして疲労を感じます。
ジンセノサイドは、血液をさらさらにしたり血管を拡張したりする働きがあります。血行を改善して疲労回復を促します。
活性酸素を除去する
活性酸素は、私たちが呼吸から取り入れた酸素の一部が体内で変化した酸素です。酵素の働きを助けたり、体内に侵入したウイルスや細菌を攻撃して除去したりする働きがあります。しかし、何らかの理由(ストレス、紫外線、激しい運動、たばこなど)で増えすぎると正常な細胞を攻撃してしまいます。
攻撃された細胞はダメージを受け、機能が低下します。細胞の機能が低下すると、栄養素や酸素を身体中に運んだりする働きが悪くなったり、エネルギーの生産量が減り、疲労を感じます。
また、老廃物を排出する働きも低下するため、老廃物が溜まって疲労を感じます。
ジンセノサイドには高い抗酸化作用(活性酸素を除去する働き)があります。
自律神経の乱れを整える
自律神経は、身体が活動している時に活発に働く交感神経と、休んでいる時に活発に働く副交感神経の2つがあります。
自律神経の働きが乱れて交感神経が常に優位な状態が続くと、身体は緊張が解けない状態が続いてしまいます。そうなると血管が収縮して血圧が高くなったり、筋肉のこわばりが取れなくなったりして疲労を感じます。
高麗人参には、自律神経を整えるように働く2種類のジンセノサイドが含まれています。
この2つのジンセノサイドは正反対の働きをしますが、お互いの効果を打ち消すことなくバランス良く働いて、自律神経を整えます。自律神経が整うと、心身の活動が整えられ、疲労の回復がスムーズになります。
不眠を予防する
睡眠不足は自律神経の乱れの原因となります。
自律神経の乱れは、上記の「自律神経の乱れを整える」で説明したように疲労の原因となります。
また、成長ホルモンは就寝中に多く分泌されます。
成長ホルモンは次のような働きがあり、疲労回復には欠かせないホルモンです。
・新陳代謝を促して細胞を活性化させる
・破損した細胞を修復する
・老廃物の排出を促す
高麗人参は不眠の原因となる、
・自律神経の乱れ
・冷え
・ストレス
・ホルモンバランスの乱れ
を予防、改善する働きがあります。
アルギニンとアスパラギン酸で相乗効果
高麗人参に含まれているアスパラギン酸は、疲労物質のアンモニアや乳酸を分解する働きがあります。
また、アルギニンはアンモニアを分解したり血行をよくしたりする働きがあります。
高麗人参はこれらの効果や成分との相乗効果で高い疲労回復効果があります。
無理をして疲労をためず、その日の疲れはその日のうちに解消することが大切です。規則正しい生活習慣を意識して、十分な睡眠を取るように心がけましょう。それに合わせて高麗人参を毎日続けて摂取することで、疲労回復のサポートをしてくれます。