高麗人参で元気を維持しよう!
高麗人参を摂取すると、元気を維持する効果が期待できます。
ここでは、高麗人参には元気を維持するどのような効果があるのかを説明します。
元気とは、身体の調子が良く健康であることをいいます。
高麗人参には、元気を維持する次の3つの効果があります。
ストレスを緩和し、自律神経の乱れを整える
高麗人参には、ストレスを緩和したり自律神経の乱れを整えたりする効果があります。
ストレスを感じると自律神経の働きが乱れ、心身にさまざまな不調が起こります。
身体の不調の7~8割は自律神経の乱れが原因とも言われています。
自律神経は身体のさまざまな器官の調整をする神経で、身体が活動中に活発に働く交感神経と休憩中に活発に働く副交感神経の2つの種類があります。
この2つは、状況に応じて自動的にどちらかが優位になって働きます。
自律神経が乱れて交感神経が優位な状態が続くと、緊張が緩まらず、血管が収縮して血圧、心拍数の上昇が起こったり、頭痛や不眠、便秘などの症状が起きたりする場合があります。
反対に、副交感神経が優位な状態が続くと、血圧の低下、脈拍が遅くなる、下痢などが起こる場合があります。
高麗人参の自律神経に対する働き
高麗人参に含まれている有用成分のジンセノサイドはその作用によって大きく3つに分類され、その中の2つが自律神経に対して高い効果があります。
種類 | 効果 |
トリオール系 | ・中枢神経を刺激し気分を高揚させる ・交感神経を優位にする |
ジオール系 | ・中枢神経を鎮静し気分を落ちつかせる ・副交感神経を優位にする |
この2つは相反する効果がありますがお互いの効果を打ち消すことはなく、状況に応じてバランス良く働きます。
ですので、交感神経が優位な状態が続くとジオール系が働き、副交感神経が優位な状態が続くとトリオール系が働いて、自律神経の乱れを整えます。
ストレスに対する働き
高麗人参にはストレスそのものを緩和する働きもあります。
ストレスを感じると副腎皮質ホルモンのコルチゾールが分泌されます。
コルチゾールはストレスを緩和する働きがありますが、とてもデリケートで、ストレスが続くと分泌量が増え、
・自律神経の働きを乱す
・ストレスを緩和する働きがあるセロトニンの分泌を抑える
・新陳代謝を促す働きがある成長ホルモンの分泌を抑える
など、身体に悪影響を及ぼします。
ジンセノサイドはコルチゾールの過剰な分泌を抑制し、分泌量を正常にコントロールする働きがあります。この働きがストレスを緩和して自律神経が乱れるのを防ぎます。
疲労を回復する
高麗人参には、血行を良くしたり活性酸素を除去したりして、疲労を回復する働きがあります。
血行を改善する
血液は、酸素や栄養素、熱などを身体中に運搬し、老廃物を回収する働きがあります。
血行が悪くなると身体中の細胞に酸素や栄養素が行き渡らなくなり、エネルギーの生産量が減ったり老廃物が溜まったりして疲労を感じます。
また、疲労が蓄積すると体力が低下し、病気にかかりやすくなります。
ジンセノサイドには、
・血小板の凝固を防いで血液がどろどろになったり血栓ができたりするのを防ぐ
・血管を拡張する
などの働きがあるので、血液の流れを良くして疲労を回復します。
抗酸化作用
抗酸化作用とは、活性酸素を除去する働きのことをいいます。
活性酸素はもともとは酵素の働きを助け、体内に侵入したウイルスや細菌を攻撃して除去する良い働きがあります。
しかし、何らかの原因(加齢、ストレス、紫外線、激しい運動、たばこなど)で増えすぎると、攻撃対象が無くなって正常な細胞を攻撃してしまいます。
攻撃された細胞はダメージを受けて機能が低下します。細胞の機能が低下すると、酸素や栄養素を燃焼してエネルギーに変える働きが低下して、エネルギーの生産量が減り、疲労を感じます。
ジンセノサイドには高い抗酸化作用があります。
睡眠不足を改善する
睡眠は、こころと身体の疲労を回復しストレスを軽減する働きがあるので、睡眠が不足すると健康を害してしまいます。
高麗人参には、
・自律神経の乱れを調整する
・冷えを予防、改善する
・ストレスを緩和する
・ホルモンバランスの乱れを予防、改善する
などの不眠の予防、改善に効果が高い働きがあります。