高麗人参の摂取後に起こる好転反応とは?
はじめて高麗人参を摂取すると、人によっては好転反応がでる場合があります。
ここでは、好転反応とはどんなものか、について説明します。
好転反応とは?
好転反応とは、東洋医学で用いられる用語でメンケン反応ともいいます。
好転反応とは、初めて行う治療がよい方向に働いて、
・固まっていた筋肉がほぐれる
・流れが悪くなっていた血流が良くなる
・溜まっていた老廃物が排出される
などが一気に起こり、体が急激な変化に対応できず一時的に体調が悪くなることをいいます。
高麗人参を摂取した場合の好転反応には、
・下痢
・胃痛
・胃の不快感
・発疹
・動悸
・息切れ
・便秘
・肌の痒みやピリピリ感
・頭痛
・倦怠感
・血圧の上昇や下降
・目ヤニや鼻水が出る
・トイレの回数が増える
などがあります。
好転反応が出るかどうか、症状が重いか軽いかは人によって異なります。
アレルギーがある人、慢性の症状や病気がある人、ストレスを多く感じている人は好転反応がでやすい、といわれています。
好転反応が起こったら
好転反応は、3日~2週間ほどで症状は治まり、その後身体は回復に向かいます。
好転反応が起こったら摂取する量を減らすか摂取をいったん中止し、様子を見てその後、症状が治まったら少しずつ量を増やします。
身体に合わない場合もある
高麗人参をはじめて摂取した時に起こる体調不良の原因には、好転反応の他に身体に合わない場合もあります。
好転反応と身体に合わない場合の症状は同じなので、症状が出てすぐにはどちらなのかの判断はつきません。
好転反応は2週間程度で症状が治まりますが、身体に合わない場合は治まりません。
この場合は、残念ですが高麗人参の摂取はできません。
少量からはじめよう
高麗人参をはじめて摂取する場合は、摂取の目安量をいきなり全て飲まずに、まずは少量から摂取することをお勧めします。
少量から始めて様子を確認しつつ少しずつ量を増やしていくと好転反応が出にくくなります。
また、もしも身体に合わない場合でも症状が軽くすみます。
不調が起こった場合の対処法
もしも、身体に不調が起こった場合は、いったん摂取を中止するか、摂取量を減らして様子を見ます。
症状が軽くなるようでしたら好転反応です。
好転反応が出る、ということは効き目が発揮されている、ということなので、その後は様子をしっかり確認しつつ量を増やし、自分に合った量を見つけましょう。
症状が改善されない場合は、身体に合ってないか、他の病気の可能性があります。
摂取を中止して医師に相談してください。
また、好転反応であっても、
・症状が何日も続く
・改善されない
・症状がひどい
などの場合は、自己判断せずに摂取を中止し、医師に相談してください。