高麗人参は妊婦が口にしても大丈夫?
妊娠中に飲んでも大丈夫
高麗人参は妊娠中に飲んでも大丈夫です。
高麗人参は、妊娠中に乱れやすいホルモンバランスや自律神経を整える働きがあります。
また、妊娠中には注意したい冷えや栄養不足を予防、改善する働きもあります。
医師に相談の上摂取する
飲んでも大丈夫とは言え、妊娠中に摂取する場合には必ず医師に相談してからにしてください。
高麗人参には妊娠中に良い効果があり、妊娠中に不足しがちな栄養素を多く含んでいます。
また、毒性や副作用もないので、妊婦が摂取しても大丈夫です。
実際に中国や韓国では、高麗人参は妊婦に積極的に勧められています。
ただし、高麗人参の妊婦に対する医学的な立証はされていません。
ですので、日本では高麗人参を妊婦が摂取する場合は、医師に相談の上摂取してください。
高麗人参の妊娠中に良い働き
ホルモンバランスを整える
高麗人参はホルモンバランスの乱れを整える働きがあります。
妊娠中はホルモンのバランスが乱れて頭痛やめまい、下痢、微熱などの症状が現われる場合があります。
高麗人参には、ホルモンバランスを整える効果があります。
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ストレスの緩和
高麗人参はストレスを緩和したり、自律神経が乱れるのを防いだりする働きがあります。
妊娠中はホルモンバランスが乱れやすいので、ストレスを感じやすくなります。
ストレスを感じると自律神経の働きが乱れます。
自律神経は日中など身体が起きている時に活発に働く交感神経と、夜などの休んでいる時に活発に働く副交感神経の2つがあります。
この2つは自動的に状況に応じてどちらかが優位になって働いており、自分の意思でコントロールできません。
自律神経が乱れ、交感神経が優位な状態が続くと血管が収縮して血圧が上昇し、妊娠中になりやすい高血圧症候群になる場合があります。
高麗人参にはストレスを緩和し、自律神経の乱れを整える働きがあります。
≫高麗人参の自律神経の乱れを調整する詳しい働きはこちらから≪
冷えを予防、改善する
高麗人参は冷えを予防、改善する働きがあります。
妊娠中は身体が冷えやすくなっています。
身体が冷えると、
・お腹が張って流産や早産を起こす可能性がある
・つわりの悪化
・便秘になって胎児を圧迫したり、子宮が下がったりする
・足がむくむ
・胎児に栄養が行き届きにくくなる
など、母体や胎児に悪影響を及ぼします。
ジンセノサイドには、血行を改善する効果があります。
また、高麗人参に含まれているアルギニンには、血管を拡張したり血管をしなやかにしたりする働きがある一酸化窒素を生成して血行を良くします。
栄養素を豊富に含んでいる
高麗人参は、妊娠中に特に必要な栄養素を豊富に含んでいます。
高麗人参には妊娠中に胎児に優先して与えられるので、栄養が不足しがちです。
また、つわりで思うように食事を摂れない場合もあります。
妊娠中は、次の3つの栄養素が特に必要ですが、高麗人参には全て含まれています。
鉄
妊娠中は赤ちゃんに優先して鉄が送られるので母親は貧血になりやすくなります。
カルシウム
カルシウムも赤ちゃんに優先して送られます。
また、カルシウムが不足すると母体のカルシウムが使われてしまうので、妊娠すると骨や歯が弱くなる場合があります。
亜鉛
亜鉛は、
・細胞分裂をサポートする
・DNAを合成する
・赤血球の膜をつくる
・ホルモンの分泌を促進し、ホルモンの材料にもなる
・身体をつくるたんぱく質を合成する
などの働きがあるので、妊娠中は特に必要な成分です。