高麗人参で冷え知らず!
高麗人参には冷え性の改善に役立つ働きがあります。
冷え性に悩んでいる人には、特に高麗人参茶や高麗人参酒がおすすめです。
高麗人参の冷え性改善につながる働き
赤血球の変形能力を活発にする
血液は酸素や栄養素、熱を全身に運搬する働きがあります。
身体の末端にある毛細血管は赤血球よりも小さいのですが、赤血球は自身の形を変えて毛細血管を通過できます。
しかし、この能力が低下すると毛細血管にうまく入り込めなかったり流れにくくなったりするため熱が末端まで伝わりにくくなり、冷え性の原因となります。
高麗人参に含まれているジンセノサイドには、赤血球の変形能力を活発にして冷え性を防ぐ働きがあります。
血行を良くする
血液は熱を全身に運搬するので、血行が悪くなると手足の末端にまで血液が行き届きにくくなって手足が冷たくなります。
ジンセノサイドには、
・血管を広げる
・血小板が固まるのを防いで、血液がドロドロになったり血栓ができたりするのを防ぐ
という働きがあります。
また、高麗人参に含まれるアルギニンには、血管を拡張したり血管の壁に弾力を与えたりする一酸化窒素を生成する働きがあります。
さらに高麗人参のコレステロール値を改善する効果や、動脈硬化予防効果も血行促進に役立ち、冷え性の改善につながります。
自律神経の乱れを整える
自律神経は、身体が活動している時に活発に働く交感神経と、休んでいる時に活発に働く副交感神経の2つがあります。
この2つは自動的にどちらかが優位になって働き、自分の意思では制御できません。
自律神経の働きが乱れて交感神経が優位な状態が続くと、血管が緊張して収縮して血行が悪くなり、冷えに繋がります。
ジンセノサイドはその働きの系統ごとに大きく3つに分類されますが、次の2つが自律神経に対して効果があります。
種類 | 働き |
トリオール系 | ・中枢神経を刺激して気分を高める ・交感神経を優位にする |
ジオール系 | ・中枢神経を抑制して気分を落ち着かせる ・副交感神経を優位にする |
この2つは相反する働きがありますが、お互いの働きを相殺することはなくバランス良く働きます。
ですので、交感神経が優位な場合はジオール系が働いて血管の収縮を解いて血行を良くします。
冷え性改善におすすめの高麗人参の摂取方法
冷え性改善には高麗人参茶や高麗人参酒での摂取がおすすめです。
どちらも生の高麗人参を購入して作ることができますが、もっと手軽に摂りたい方は、高麗人参の粉末やエキスをお茶やお酒と混ぜるだけでOKです。
温かいお茶や体を温めるお酒は、血液のめぐりを良くするので冷え性の改善により効果的です。
ただしお酒は適量で、お茶はなるべくノンカフェインでタンニンを含まないものが良いです。タンニンは高麗人参のミネラルの吸収を邪魔してしまうので注意してください。