高麗人参はいつ飲むと効果的?
高麗人参は健康食品なので基本的にはいつ飲んでも構いませんが、飲むと効果的な時間はあります。
ここでは、高麗人参を摂取するのに効果的な時間について説明します。
効果的な摂取時間
空腹時
高麗人参は空腹時に飲むと効果的です。
食前や食間、起床後すぐの胃が空の状態は、食べた物が吸収されやすくなっています。
また、運動後も食べたもの物が消化されているので、吸収されやすくなっています。
ですので、空腹時に高麗人参を摂取すると栄養素の吸収がよくなります。
ただし、胃が弱い人や高麗人参の刺激が強すぎて胃に負担がかかる人は食後に摂取しましょう。
食後は摂取した食べ物を消化するために胃腸が活発に働いているので、食後に飲んでも効果があります。
疲れている時は朝
身体が疲れている時は、高麗人参を朝飲むといいでしょう。
高麗人参に含まれているジンセノサイドには、自律神経を整える働きがあります。
自律神経は身体が動いている時に活発に働く交感神経と、休んでいる時に活発に働く副交感神経の2つがあります。
この2つは、自動的にどちらかが優位になって働き、自分の意思ではコントロールできません。
自律神経は、身体を休める夕方から夜~夜中は副交感神経が優位になり、血圧や体温が低下します。
朝、起床すると交感神経が優位な状態に切り替わって、身体が活動状態になります。
しかし、身体が疲れている時は、起床後も交感神経が優位な状態にならずに血圧や体温が低いままの状態が続いてしまい、身体を動かすのが辛く感じます。
ジンセノサイドは状況に応じて自律神経が適切な状態になるように働くので、起床後に高麗人参を摂取すると、交感神経が優位な状態にして身体を活動的にします。
不眠、夜間頻尿、ストレス時には夜
不眠や夜間の頻尿に悩んでいる人やストレスを感じている人は、就寝前に飲むことをお勧めします。
過度のストレスを感じると自律神経の働きが乱れます。
自律神経は疲れている時は朝で説明したように、交感神経と副交感神経の2つがあります。
自律神経の働きが乱れて交感神経が優位な状態が続くと緊張が取れず、リラックスできないので
自然な入眠を妨げます。
また、眠りが浅くなり、夜中に目が覚めてトイレに行きたくなる場合があります。
高麗人参には、
・自律神経の乱れを整える
・ストレスを緩和する
・冷えを予防、改善する
・ホルモンバランスの乱れを整える
などの働きがあるので、不眠を予防、改善します。
夜間頻尿は、自律神経の乱れ以外にも、腎臓や心臓の働きが低下して尿の濃度の調整ができなくなったり、利尿ホルモンが過剰に分泌されたりして起こる場合があります。
高麗人参には、内臓の働きを良くして腎臓や心臓の働きを活発にし、夜間頻尿を改善する働きがあります。
ですので、ストレスからくる不眠や夜間頻尿、腎臓や心臓の機能低下による夜間頻尿にお悩みの人は、夜寝る前に高麗人参を摂取するといいでしょう。
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二日酔い対策の場合は飲酒前
二日酔いが心配な場合は飲酒前に摂取すると効果的です。
高麗人参には、
・アルコールの分解を助ける
・肝機能を保護する
・抗炎症作用がある
などの効果があるので、二日酔いや飲酒による肝臓の疲労を予防、緩和する働きがあります。
ダイエット時は運動前
ダイエットのために運動する場合は運動前に飲むと効果的です。
血液は酸素や栄養素を全身に運び、老廃物を回収する働きがあります。
高麗人参は、血行を良くして代謝(取り込んだ栄養素をエネルギーに変えたり蓄積したりする働き)を良くする働きがあります。
そうなると、栄養素が消費され、余分な脂肪が体内に蓄積されることを防ぎます。
また、血液は脂肪を燃焼する働きがある酵素も運搬します。
ですので、運動前に高麗人参を摂取すると、代謝が良くなり脂肪を燃焼してダイエット効果を高めます。
継続して摂取することが大切
このように、高麗人参は期待する効果によって、
・空腹時
・朝
・就寝前
・飲酒前
・運動前
に摂取するとより高い効果が期待できますが、一番大切なのは継続して摂取することです。
高麗人参は、基本的には即効性はなく毎日適量を飲み続けることで効果を発揮します。
高麗人参をいつ飲むと自分の期待する効果が得やすいかを把握しつつ、毎日続けて飲みましょう。