高麗人参とごぼうの共通点
高麗人参とごぼうはどちらも根野菜で共通の効果があります。
ここでは、高麗人参とごぼうの共通の効果や活用方法ついて説明します。
共通の効果
高麗人参とごぼうは共通の効果が多いので、両方摂取するとより高い効果が期待できます。
また、ごぼうは安価なので、高麗人参の代用として摂取することもできます。
高麗人参はウコギ科でごぼうはキク科と、種類が違いますが、どちらもサポニンを含んでいます。
また、マグネシウム、カルシウム、カリウムなどのミネラルを豊富に含んでいるので、
・血糖値を抑える
・抗炎症作用
・便秘の予防、改善
・コレステロール値の低下
・抗酸化作用
・骨粗しょう症の予防、改善
・高血圧の予防、改善
など、共通の効果が多くあります。
高麗人参とごぼうはどちらも料理に使用して摂取できます。
また、高麗人参はサプリメントで、ごぼうはお茶や料理で摂取してもいいでしょう。
共通の効果をもたらす栄養素
高麗人参とごぼうに含まれているサポニンとミネラルには次のような働きがあります。
サポニン
サポニンはポリフェノールの一種です。
ポリフェノールは、植物に含まれる抗酸化作用(活性酸素を除去する働き)がある成分のことです。
高麗人参に含まれているサポニンは、高麗人参にしか含まれていないジンセノサイドというサポニンです。
ジンセノサイドは40以上の種類があり、それぞれ異なった効果があるのでさまざまな症状の予防、改善に効果があります。
サポニンには毒性がありますが、ジンセノサイドには毒性がないのが特徴のひとつです。
ゴボウにもサポニンが豊富に含まれていますが、ゴボウに含まれているサポニンには毒性があります。
しかし、適量の摂取であれば良い効果があります。
ミネラル
ミネラルは必要な量は少量ですが、不足しがちな成分です。
高麗人参とごぼうには、
・カリウム
・カルシウム
・マグネシウム
などのミネラルが豊富に含まれています。
カルシウムやマグネシウムは骨をつくるのに必要で、カリウムは血圧を下げる働きがあります。
ごぼうは高麗人参の代用になる
ごぼうは高麗人参に比べて安価で購入も簡単なので、高麗人参を購入するのは難しいが、共通の効果で説明した症状の予防、改善を期待したい場合に、高麗人参の代用になります。
ごぼうに含まれているサポニンは皮の部分に含まれているので、高麗人参の代用としてごぼうを使用したい場合は、皮を剥かずに使用するのがポイントです。
毎日の料理に取り入れても良いですが、その場合は、
・皮はできるだけ剥かない
・アクを取りすぎない・・・ポリフェノールが含まれている
ことに注意します。
ただし、皮やアクには毒性や苦味があるので過剰摂取には気をつけましょう。
代用する場合はごぼう茶がお勧め
ごぼうを高麗人参の代用として用いたい場合は、ごぼう茶をお勧めします。
皮を剥かず、アクを取らないで作るので、サポニンやポリフェノールの効果を最大に得ることができます。
ごぼう茶は市販のものもありますが、自分でつくることもできます。
ごぼう茶の作り方
- 詳しい情報
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<材料>
ごぼう・・・2~3本
<作り方>
【1】ごぼうは皮を剥かずにたわしで丁寧に優しく洗う。
【2】ささがきにして(ピーラーを使うと便利)、ざるに上げ天日でカラカラになるまで干す。
目安は、
夏・・・2日前後
冬・・・3~7日前後【3】フライパンに入れ、油を引かずに弱火~中火で10分ほど炒る。煙が立ってきたらOK。
【4】粗熱を取ったら密閉容器で保存する
【5】ごぼうひとつまみに熱湯をそそぎ、3~5分蒸らしたらできあがり。煮出しても良いです。