高麗人参で貧血を予防しよう!
高麗人参には、貧血を予防、改善する効果があります。
ここでは、高麗人参の貧血に対する効果について説明します。
貧血とは?
貧血とは、血液中のヘモグロビンが不足している状態です。
ヘモグロビンは、酸素を身体中に運搬する働きがあるので、ヘモグロビンが不足すると体内の酸素が不足し、動悸や息切れ、めまい、倦怠感、頭痛などの症状が起こります。
高麗人参の貧血に対する効果
赤血球を増やす
高麗人参に含まれている有用成分のジンセノサイドは、単体ではなく40以上の種類があり、それぞれ異なる効果があるので、さまざまな効果があります。
ジンセノサイドには、赤血球を増やす働きがあります。
しかも、ヘモグロビンを多く含んだ赤血球を増やすので貧血の予防に高い効果があります。
さらに、ジンセサイドは骨髄の造血作用を高めて血液の量を増やす働きもあります。
血液をつくるのに必要な成分を多く含んでいる
高麗人参は、血液をつくるために必要な成分を含んでいます。
・鉄
貧血の9割は、鉄が不足して起こる「鉄欠乏性貧血」です。
高麗人参には鉄が含まれています。
・ビタミンC
鉄は吸収力が低く、摂取した量の10%程度しか吸収されません。
ビタミンCは鉄の吸収率を上げる働きがあります。
・ビタミンB12と葉酸
ビタミンB12は「造血のビタミン」ともよばれており、血液をつくるのに必要な成分です。
葉酸はビタミンB12と一緒に血液をつくるので、同時に摂取すると相乗効果で高い造血作用があります。
高麗人参にはビタミンB12と葉酸が含まれています。
ホルモンバランスの乱れを整える
女性は毎月生理によって出血するので、ただでさえ貧血になりやすいです。
その上、生理不順で月経の周期が短くなると一カ月に2回生理がきて出血量が増えたり、月経過多で量がさらに増えたりして貧血になる場合があります。
女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2つの種類があり、周期的に増減を繰り返しています。
エストロゲンの分泌量は20代をピークに年々減少し、50歳前後の更年期には急激に減少します。
エストロゲンが減少してホルモンバランスが乱れると周期が乱れ、生理不順になったり月経過多になったりする場合があります。
ジンセノサイドにはエストロゲンに似た働き(エストロゲン様作用)があるので、エストロゲンが減少した場合には代わりに働いてエストロゲンの減少によるホルモンバランスの乱れを防ぎます。
また、高麗人参にはホルモンバランスの乱れの原因となる、
・冷え
・ストレス
・睡眠不足
・自律神経の乱れ
を予防、緩和する効果もあるので、これらの効果でホルモンバランスの乱れを整えます。
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抗酸化作用がある
抗酸化作用とは、活性酸素を除去する働きのことです。
呼吸によって取り込まれた酸素は体内で消費されるとその2%が活性酸素になります。
活性酸素は、酵素の働きを助けたり、体内に侵入した細菌やウイルスを攻撃して除去したりする良い働きがあります。
しかし、ストレスや紫外線、たばこ、激しい運動などが原因で増えすぎると、攻撃対象が足りなくなって正常な細胞を攻撃してしまいます。
体内には抗酸化作用がある物質が存在していますが、加齢とともに減少してしまうので活性酸素によるダメージを防ぎきれなくなります。
また、強いストレスが続いたりすると、活性酸素もどんどん増えるので除去が間に合わなくなります。
赤血球が活性酸素に攻撃されると赤血球を覆っている細胞膜がダメージを受け、赤血球が壊れて「溶血性貧血」を起こす場合があります。
ジンセノサイドには高い抗酸化作用があるので、活性酸素の攻撃から赤血球を守ります。
貧血による症状を緩和する
貧血とは?で説明したように、貧血になると体内に運搬される酸素の量が減り、めまい、動悸、息切れなどが起こります。
血行を良くすると身体中に運搬される酸素の量が増えるので、貧血による症状の緩和が期待できます。
ジンセノサイドには、
・血管を拡張する
・血小板の凝固を防いで血液がどろどろになったり血栓ができたりするのを防ぐ
などの働きがあるので血行を良くします。