「高麗人参でアンチエイジングしよう!」
高麗人参にはアンチエイジング(老化防止作用)効果があります。
ここでは、高麗人参のアンチエイジング効果について説明します。
私たちのからだは年々老化していきます。
老化を止めることはできませんが、老化するスピードを遅らせることはできます。
高麗人参には、次に挙げる作用でアンチエイジング効果があります。
アンチエイジングにつながる高麗人参の働き
抗酸化作用
呼吸によって取り込まれた酸素が体内で消費されると必ず活性酸素が発生します。
活性酸素は、もともとは体内に侵入した細菌やウイルスを攻撃し、酸化させて除去したり酵素の働きを助けたりする良い働きがあります。
しかし、紫外線やたばこ、ストレスなどが原因で増えすぎると攻撃対象が足りなくなり、正常な細胞を攻撃し、酸化させてしまいます。
肌の弾力やハリの元となるコラーゲンやエラスチンが攻撃されると、ダメージを受けて機能が低下し、しわやしみ、たるみを引き起こす原因となります。
高麗人参を代表する有用成分のジンセノサイドには、活性酸素を除去する働き(抗酸化作用)があります。
エストロゲン様作用
女性ホルモンのひとつのエストロゲンは、
・コラーゲンの生成を助ける
・セラミド(角質層にある水分を保つ働きがある成分)を増やす
・皮脂の分泌量を減らして吹き出物やニキビを予防する
という働きがあるので、美肌ホルモンと呼ばれています。
しかし、エストロゲンの分泌量は20代をピークに年々減少し、50歳前後の更年期になると著しく減少してしまいます。
ジンセノサイドには、エストロゲンに似た働き(エストロゲン様作用)があるので、減ったエストロゲンの代わりに働いて、美肌効果を保ちます。
血行促進
血液は、酸素や栄養素を全身に運び老廃物を回収しています。
血行が良くなると、酸素や栄養素が身体に行き渡り、老廃物はどんどん回収されるため、代謝(取り込んだ栄養素をエネルギーに変えたり蓄積したりする作用)が良くなります。
代謝が良くなると肌のターンオーバー(生まれ変わり)がスムーズになり、古い角質や老廃物が剥がれ落ちて美しい肌に生まれ変わります。
ジンセノサイドには、
・血管を拡張する
・血小板が固まって血液がどろどろになったり血栓になったりすることを防ぐ
という働きがあるので血行を良くする働きがあります。
ストレスの予防、緩和
過度のストレスを感じると自律神経の働きが乱れます。
自律神経は身体のさまざまな器官の調子を整える神経で、交感神経と副交感神経の2つの種類があります。
自律神経の働きが乱れて交感神経が常に優位な状態が続くと、緊張が緩まらずに血管が収縮し、血管が細く固くなってしまって血行が悪くなります。
そうなると、血行促進で説明したアンチエイジング効果の妨げになります。
ジンセノサイドには、
・トリオール系・・・中枢神経を刺激して気分を高揚させる、交感神経を優位にする
・ジオール系・・・中枢神経を抑制して気分を落ち着かせる、副交感神経を優位にする
という2つの種類があります。
この2つは正反対の働きをしますが、お互いの効果を相殺することはなくバランス良く働きます。
ですので、交感神経が優位な時はジオール系が働き、副交感神経が優位な時にはトリオール系が働いて自律神経の乱れを整えます。
たんぱく質を合成する
ジンセノサイドには、たんぱく質の合成を促す働きもあります。
たんぱく質は、身体の代謝に必要な酵素の材料となります。
また、コラーゲンの材料にもなるので、不足するとハリや弾力が減り、しわやしみ、たるみを引き起こします。
高麗人参に含まれるアンチエイジング効果が高い成分
アルギニン
アルギニンは、血管を拡張したり血管に弾力を与える働きがある一酸化窒素を生成するので、血行を良くします。
また、アルギニンは成長ホルモンの分泌を促します。
成長ホルモンは若返りホルモンともよばれ、新陳代謝を促したり骨や筋肉の成長を促したりする働きがあります。
新陳代謝が促されると肌のターンオーバーが促進され、みずみずしい肌を保ちます。
さらに、アルギニンにはコラーゲンの生産量を増やす働きもあるので、アンチエイジング効果が高い成分です。
アミノ酸
高麗人参にはアミノ酸が18種類も含まれています。
アミノ酸は、NMF(ナチュラル・モイスチャライジング・ファクター)と呼ばれる肌の角質細胞の水分を保持する働きがある天然保湿成分の材料となって肌のうるおいを保ちます。