胃腸が弱い方は高麗人参で改善しよう!
高麗人参は、胃腸の調子を整えて、改善する効果があります。
ただし、空腹時の高麗人参の摂取は胃腸に負担がかかる場合があるので、なるべく避けましょう。
高麗人参の胃腸の調子を整える働き
内臓の働きを活発にする
高麗人参には、内臓の働きを活発にする効果があります。
ですので、胃腸の働きも良くなり胃炎や腸炎を予防、改善します。
ピロリ菌を減らす
高麗人参に含まれている有用成分のジンセノサイドは40以上の種類があり、それぞれ異なる効果があります。
ピロリ菌は胃の粘膜に棲みつく細菌で、50歳以上の80%が感染しているといわれています。
ピロリ菌は胃酸では死なないため、一度感染すると除去しない限り一生胃に棲みつき、慢性胃炎、
胃潰瘍、十二指腸潰瘍などを引き起こします。
さらに、胃がんとも関係があると言われています。
ジンセノサイドには、ピロリ菌を減らして胃の調子を改善する働きがあります。
ストレスを予防、緩和する
過度のストレスを感じると自律神経の働きが乱れます。
自律神経は、日中などの身体が活動している時に優位になる交感神経と、休憩中や夜などの身体が休んでいる時に優位になる副交感神経の2つがあります。
この2つは常に自動的にどちらかが優位になり、自分の意思では制御できません。
ストレスを感じて自律神経の働きが乱れ、交感神経が優位な状態が続きすぎると、胃の働きは弱くなり、消化不良や胃もたれを起こします。
反対に副交感神経が優位な状態が続きすぎると、胃酸の分泌量が増えすぎて胃の粘膜を傷つけてしまいます。
腸のぜん動運動も自律神経がコントロールしているので、交感神経が優位になりすぎると便秘になり、副交感神経が優位になりすぎると下痢になります。
ジンセノサイドには、次の2つの種類があります。
種類 | 働き |
トリオール系 | ・中枢神経を刺激して気分を高揚させる ・交感神経を優位にする |
ジオール系 | ・中枢神経を鎮静して気分を落ち着かせる ・副交感神経を優位にする |
この2つは相反する働きがありますがお互いの効果を相殺することはなく、状況に応じてバランス良く働きます。
ですので、交感神経が優位な場合はジオール系が働き、副交感神経が優位な場合はトリオール系が働いて消化不良を防いだり、胃酸の量を正常にしたりします。
また、ストレスを感じると副腎皮質ホルモンのコルチゾールが分泌されます。
コルチゾールはストレスを緩和する働きがありますが、ストレスが続くと過剰に分泌されて、ストレスを緩和する働きがあるセロトニンの分泌を妨げたり、自律神経の働きを乱したりします。
ジンセノサイドは、コルチゾールが過剰な場合は分泌量を抑えて分泌量を正常にします。
コルチゾールは、正常に分泌されるとストレスを最小限に抑制することが判明しています。
乳酸菌を増やす
ジンセノサイドには乳酸菌を増やす働きがあります。
乳酸菌は、
・腸の働きを活発にする
・腐敗物質や有害物質をつくる悪玉菌を減らして善玉菌を増やす
・便を肛門に向かって送り出す
・食べ物の消化吸収を促進する
などの働きがあるので、腸内環境を整えて便秘を予防、改善し、腸の働きを良くします。
その他にも、
・血行を良くする・・・腸に酸素や栄養素を十分に運び、腸の働きを良くする
・ホルモンバランスを整える・・・便秘を引き起こしやすい女性ホルモンのプロゲステロンの過剰分泌を防ぐ
などの腸の働きを良くする効果があります。
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空腹時に摂取するのは避ける
高麗人参は健康食品なので、基本的には摂取するのに決まった時間はありません。
しかし、効果が強いので胃腸が弱っている人が空腹時に摂取すると、胸やけや胃痛などの症状が出る場合があります。
胃腸が弱い人や胃腸の調子が悪い場合に摂取する時は、空腹時を避け食後などに摂取するといいでしょう。