高麗人参の調理法を学ぶ
高麗人参は基本的には根っこの部分を食します。しかし、はじめて扱う場合はどのように調理すればよいのかわからない人も多いのではないでしょうか?
ここでは、高麗人参の調理方法について紹介します。
高麗人参の種類と下準備
畑から収穫したままの生の高麗人参を水参(すいじん)といいます。
水参は日持ちがしませんが、独特の香りがするので料理に向いています。
加工したものには、
・白参(はくじん)・・・そのままもしくは皮を剥いて水分量が12%以下になるまで熱風や太陽熱で乾燥したもの
・紅参(こうじん)・・・水参を蒸してから水分量が14%以下になるまで自然乾燥したもの
の2種類があります。
水参を使う場合は、丁寧に洗って土や汚れを落としてから使用します。
汚れがひどい場合はボウルに10分ほどつけてから柔らかいブラシで洗うといいでしょう。
白参や紅参を使用する場合は、そのまま使用するか水で1時間ほど戻してから使用します。
調理方法
高麗人参の調理方法には以下のようなものがあります。
高麗人参を使用した料理のレシピはこちらからどうぞ。
煮る
水参は、鶏肉と一緒に料理すると効果を得やすいと言われています。
その中でも鶏肉と一緒に煮込む「サムゲタン(参鶏湯)」は一番ポピュラーなメニューです。
また、野菜と煮込むと野菜スープになります。
揚げる
高麗人参は、油で揚げると甘みが出てとてもおいしく食べることができます。
丸ごと一本揚げてもいいですし、ニンジンや玉ねぎなどと一緒に揚げてもおいしいです。
根っこのヒゲの部分を使うと、食感がサクサクしたかき揚げになります。
漬け込む
高麗人参は、ハチミツに漬けるとハチミツ漬けになり、焼酎やブランデーに漬け込むと高麗人参酒になります。
また、ぬかに漬けて漬物にすることもできます。
ハチミツは高麗人参と相性が良く、ハチミツ漬けにすると高麗人参の苦味やえぐみがやわらぎ、栄養素の吸収が良くなります。
高麗人参酒の場合は、苦味やえぐみが苦手な人は、焼酎を使用するよりもブランデーを使用するといいでしょう。
ミキサーにかける
高麗人参を野菜や牛乳などと一緒にミキサーにかけると、簡単にジュースやスムージー、スープなどができます。
煎じる
昔からポピュラーに親しまれていたのが高麗人参を煎じて飲む、という方法です。
水と一緒に高麗人参を入れて弱火でコトコト煮出すだけなので、簡単にできます。
ただし、高麗人参の苦味やえぐみがかなり感じられます。
コトコト煮るのが面倒な人や時間がない人は、粉末の高麗人参をお湯に溶いて高麗人参茶として楽しむこともできます。