高麗人参でむくみを予防、改善しよう!

高麗人参はむくみを予防、改善する効果があります。
ここでは、高麗人参のむくみに対する効果について説明します。

高麗人参のむくみに対する効果

ジンセノサイドは高麗人参を代表する有用成分です。
単体ではなくたくさんの種類があり、それぞれが異なった働きがあるのでさまざまな効果を発揮します。

血行促進

むくみは浮腫(ふしゅ)とも呼ばれ、余分な水分や老廃物が皮下組織の下に溜まっている状態のことを言います。

血液は、酸素や栄養素を全身に運び老廃物を回収する働きがあるので、血行が悪くなると老廃物が回収しきれなくなりむくみが発生します。

ジンセノサイドは血小板が凝固することを防ぐので、血栓になることを防いだり血液をさらさらにしたりする働きがあります。
また、血管を拡張する働きもあるので血行を良くしてむくみを予防、改善します。

ストレスの予防、緩和

過度のストレスを感じると自律神経が乱れます。

自律神経は昼間などの身体が動いている時に活発に働く交感神経と、夜などの休憩中に活発に働く副交感神経の2つがあります。
この2つは自動的にどちらかが優位になって働いており、自分の意思ではコントロールできません。

自律神経が乱れると交感神経が常に優位な状態が続き、緊張が緩まらないので血管が収縮して血流が悪くなります。
そうなると、血液やリンパ液の流れが悪くなってむくみが生じます。

また、ストレスを感じると副腎皮質ホルモンのコルチゾールが分泌されますが、ストレスが続いてコルチゾールの分泌量が増えると水分がうまく排出できなくなり、むくみます。

ジンセノサイドは、

・トリオール系・・・中枢神経を刺激して気分を高揚させる、交感神経を優位にする
・ジオール系・・・中枢神経を鎮静して気分を落ち着かせる、副交感神経を優位にする

という2つの種類があります。
この2つは相反する働きがありますが、お互いの効果を損ねることはなく、状況に応じてどちらかが働いて自律神経のバランスを整えます。

また、ジンセノサイドはコルチゾールの分泌量を正常にする働きもあるので、この2つの働きでストレスを緩和してむくみを予防、改善します。

疲労回復

身体が疲れると疲労物質(アンモニアや乳酸など)が蓄積します。
疲労物質は代謝(栄養素をエネルギーに変えたり蓄積したりする働き)を悪くするので老廃物の排出がスムーズにいかなくなってむくみます。

高麗人参は、疲労の原因の、

・コルチゾールの過剰な分泌
・血行不良
・活性酸素による攻撃
・自律神経の乱れ
・不眠

を予防、改善して疲労を回復し、むくみを予防、改善します。

≫高麗人参の疲労を回復する働きはこちらから≪

ホルモンバランスの乱れを整える

女性ホルモンは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2つの種類があり、この2つは周期的に交互に増減を繰り返しています。

プロゲステロンは、妊娠に供えて体内に水分を溜め込む働きがあるので、ホルモンバランスが乱れてプロゲステロンの分泌量が過剰になると、水分を溜め込みすぎてむくんでしまいます。

ホルモンバランスと自律神経は、同じ脳の視床下部(ししょうかぶ)というところでコントロールされているのでお互いに影響を与え、片方が乱れるともう片方も乱れてしまいます。

高麗人参にはストレスの予防、緩和で説明したように自律神経の乱れを整える働きがあるので、自律神経の乱れによるホルモンバランスの乱れを予防、改善します。

また、ジンセノサイドにはエストロゲンに似た働きがあるので、エストロゲンが減った時に代わりに働いてエストロゲンの減少によるホルモンバランスの乱れを整えます。

カリウムを豊富に含んでいる

高麗人参にはカリウムが豊富に含まれています。

ナトリウムを過剰摂取すると、身体はナトリウムの濃度を下げようとして水分を溜め込むのでむくみが生じます。
カリウムは体液の状態を一定に保つ働きがあるので、ナトリウムの濃度が高くなることを防いでむくみを予防、改善します。

即効性はない

高麗人参は、漢方では「毒性や副作用はなく、即効性はないが続けて摂取して身体を健康に導く「上薬」に分類されています。

ですので、飲んだらすぐにむくみが改善されるわけではありません。
摂取してから効果を実感できるまでには、個人差がありますが1~4カ月ほどかかります。

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