高麗人参は新陳代謝を高める効果がある!
高麗人参には新陳代謝を高める働きがあります。
ここでは、高麗人参の新陳代謝を高める働きについて詳しく説明します。
新陳代謝とは?
- 詳しい情報
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新陳代謝とは古いものが新しいものへと入れ替わることで、健康や美容に関して使う場合は細胞の入れ替わり(生まれ変わり)を意味します。
新陳代謝が活発になると、
・ダイエット・・・痩せやすい身体になる
・美肌・・・肌の生まれ変わり(ターンオーバー)がスムーズになり、しみ、しわ、ニキビなどが改善されるなどの効果が期待できます。
また、冷えやむくみ、腰痛、肩こりなどの身体の不調が改善されます。
高麗人参の新陳代謝を高める効果
血行を促進する
高麗人参は血行を促進する効果があります。
血液は、酸素や栄養素、熱を全身に運搬する働きがあります。
血行が促進されると酸素や栄養素が全身の細胞に十分に行き渡るので、細胞が活発化し新陳代謝が良くなります。
新陳代謝が良くなると、糖質や脂質の代謝(エネルギーに変換したり、蓄積したりする働き)が良くなって、余分な糖質や脂質が体内に残りにくくなり、太りにくくなります。
また、肌のターンオーバーがスムーズに行われるので、古い角質や老廃物が剥がれ落ちて新しい皮膚に生まれ変わり、しみやしわ、たるみ、ニキビなどを防ぎます。
高麗人参に含まれている有用成分のジンセノサイドには、
・血小板が固まって血液がドロドロになったり、血栓ができたりするのを防ぐ
・血管を拡張する
などの働きがあるので、血行を良くする効果があります。
また、高麗人参に豊富に含まれているアルギニンには、血管を拡張したり血管に弾力を与えたりする働きがある一酸化窒素を生成し、血行を良くする作用があります。
抗酸化作用
高麗人参に含まれるジンセノサイドには抗酸化作用があります。
抗酸化作用とは活性酸素を除去する働きのことです。
活性酸素は、もともとは酵素の働きをサポートしたり体内に侵入したウイルスや細菌を攻撃し、酸化させて除去する良い働きがあります。
しかし、加齢、ストレス、紫外線、たばこなどが原因で増えすぎると攻撃対象が無くなって正常な細胞を攻撃してしまいます。
細胞が攻撃されるとダメージを受けて細胞の働きが低下し、新陳代謝も低くなってしまいます。
ジンセノサイドには高い抗酸化作用があるので、活性酸素の攻撃によって新陳代謝が悪くなることを防ぎます。
睡眠不足を改善する
高麗人参は、新陳代謝を低下させる不眠に対しても効果があります。
新陳代謝は、成長ホルモンが多く分泌される睡眠中に最も行われます。
成長ホルモンは新陳代謝を促す働きがあるので、成長ホルモンの分泌量が低下すると新陳代謝も低下してしまいます。
成長ホルモンは就寝後30分~3時間の間に最も活発に分泌されるので、睡眠不足になると成長ホルモンの分泌量が低下します。
高麗人参には、不眠の原因となる、
・自律神経の乱れ
・ストレス
・冷え
・ホルモンバランスの乱れ
を予防、改善する効果があります。
ストレスを予防、緩和する
高麗人参に含まれるジンセノサイドには、ストレスを緩和する効果があります。
過度のストレスを感じると自律神経の働きが乱れます。
自律神経は、身体が活動中に活発に働く交感神経と、休んでいる時に活発に働く副交感神経の2つがあります。
この2つは自動的にどちらかが優位になって働いており、自分の意思でコントロールすることはできません。
自律神経の働きが乱れて交感神経が優位な状態が続くと緊張状態が解けず、血管が収縮して
血行が悪くなります。
そうなると、血行を促進するで説明したように細胞の機能が悪くなって新陳代謝が悪くなってしまいます。
ジンセノサイドはその作用によって大きく3つに分類され、その中の次の2つが自律神経の働きに対して効果があります。
種類 | 働き |
トリオール系 | ・中枢神経を刺激し、気分を高める ・交感神経を優位にする |
ジオール系 | ・中枢神経を抑制し、気分を落ち着かせる ・副交感神経を優位にする |
この2つは正反対の働きがありますが、お互いの効果を打ち消すことはなく、状況に応じてバランス良く働きます。
ですので、交感神経が優位な場合にはジオール系が働いて副交感神経を優位にし、血管の収縮を抑えます。
血管の収縮が改善されることで血流が良くなり、新陳代謝の低下を防ぎます。
新陳代謝を促す効果がある成分を含んでいる
高麗人参は、次に挙げる新陳代謝を促す働きがある成分を含んでいます。
成分名 | 効果 |
ビタミンB1、B2 | 糖や脂質の代謝を促したり、新陳代謝を良くしたりする |
ナイアシン(ビタミンB3) | 毛細血管を拡張し、血行を良くして新陳代謝を促す |
パントテン酸(びたみんB5) | 脂質の代謝を助けたり新陳代謝を良くしたりする |
亜鉛 | 細胞の生まれ変わりを助ける |