高麗人参は授乳中に飲んでも大丈夫?
授乳中に飲んでも大丈夫
高麗人参は医薬品ではなく食品ですので、授乳中に摂取しても大丈夫です。
授乳中はカフェインやアルコールの摂取に注意が必要ですが、高麗人参にはそのような成分は含まれていません。
高麗人参には授乳中に積極的に摂りたい栄養素が豊富に含まれていて、授乳中のお母さんをサポートしてくれます。
ただし、加工品に注意し、念のために医師に相談してから摂取しましょう。
加工品には注意する
高麗人参は、授乳中の母親に対して悪い影響はありません。
しかし、高麗人参の加工品やサプリメントの中には、カフェインやアルコールなど授乳中に摂取してはいけない成分が含まれているものがあります。
ですので、高麗人参の加工品やサプリメントを購入する際には、製品紹介のホームページなどで含まれている成分を良く確認することをお勧めします。
摂取の際には医師に相談する
このように、高麗人参には授乳中の母親に良い効果がたくさんあります。
しかし、高麗人参を摂取した際の授乳中の母親や赤ちゃんに対する医学的な立証はありません。
ですので、授乳中に高麗人参を摂取する場合は、まず医師に相談してから摂取してください。
高麗人参の授乳中に良い効果
造血作用
母乳の主成分は血液です。
高麗人参に含まれているジンセノサイドには、骨髄の造血作用を良くして血液を増やす働きがあります。
また、高麗人参には、血液をつくるのに必要なビタミンB12、葉酸、さらに血液の材料となる鉄、銅が含まれています。
授乳中に必要な栄養素を含んでいる
高麗人参には、授乳中に特に必要な「鉄」「カルシウム」「たんぱく質」が含まれています。
・鉄
鉄は赤血球の主な成分のヘモグロビンの材料となるので、鉄が不足すると貧血になります。
妊娠中は赤ちゃんに優先して血液が送られるので、貧血になりやすいです。
また、出産時の出血によって貧血になる場合もあります。
さらに、母乳は血液でつくられるので授乳中は鉄が不足しがちです。
・カルシウム
カルシウムも鉄と同様に胎児の骨や歯をつくるために優先して送られるため、母体はカルシウムが不足しがちです。
また、赤ちゃんが成長するためにもカルシウムが必要なので、妊娠中、授乳中はカルシウムが特に必要です。
・たんぱく質
高麗人参には、たんぱく質の材料となるアミノ酸が18種類も含まれています。
たんぱく質は、骨や筋肉、内臓、血液などの材料となります。
母乳は血液でつくられているので、特にたんぱく質や鉄が必要となります。
ホルモンバランスの乱れを整える
高麗人参には、ホルモンバランスの乱れを整える働きがあります。
ホルモンバランスが乱れると母乳が減る場合があります。
妊娠中は女性ホルモンの量が増えますが、出産後には元に戻ります。
脳はホルモンが減少した、と勘違いをしてホルモンバランスが乱れる場合があります。
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ストレスを緩和する
ストレスはホルモンバランスを乱す原因となる場合があります。
また、ストレスを感じると母乳の出も悪くなります。
高麗人参には、ストレスを緩和する働きがあります。
血行を良くする
高麗人参には血行を良くして母乳の量を増やす働きがあります。
また、妊娠中はお腹が大きくなって腰痛になる人が多く、出産すると体重が増え続ける赤ちゃんを抱くために腰痛が悪化する人も多くみられます。
血行が良くなると筋肉のこわばりを解いて腰痛を緩和する働きもあります。
母乳は血液でできているので、血行が悪くなると乳腺に流れ込む血液の量が減って母乳の量が減ります。
ジンセノサイドには、血行改善効果があります。
また、高麗人参に含まれているアルギニンには血管を広げたり、血管をしなやかにしたりする働きがある一酸化窒素を生成するので、血行を改善します。