高麗人参で下痢になる?
高麗人参は、人によっては飲み始めに下痢になる場合があります。
考えられる原因は好転反応と体質の問題です。
どちらの原因であったとしても、何日も続いたり症状がひどい場合には、自己判断せずに高麗人参の摂取を中止して、医師に相談するようにしてください。
考えられる下痢の原因
好転反応が起きている
高麗人参は副作用や毒性はありませんが、好転反応があります。
好転反応とは、東洋医学で用いられる用語で「メンケン反応」ともいいます。
治療の際に、身体が良い方向へと向かおうとする時に一時的に身体に不調が起こることで、細胞が正常な状態になるように活性化する過程で起こります。
下痢の原因が好転反応だった場合、高麗人参の内臓を活発化する効果で胃腸の働きが良くなり、一時的に下痢や軟便になっていると考えられます。
また、溜まっていた老廃物や宿便が、排泄されている場合もあります。
高麗人参を摂取した際に起こる好転反応には、下痢や胃痛、胃の不快感が多いです。
その他にも、
・発疹
・動悸
・息切れ
・便秘
・肌の痒み、ピリピリ感
・頭痛
・倦怠感
などの症状が起こる場合があります。
好転反応の場合は、3日~2週間程で症状は治まります。
摂取する量を減らしたりいったん摂取を中止したりして様子を見て、その後少しずつ量を増やしてください。
ただし、2週間以上たっても回復しない場合は好転反応ではない可能性があるので、摂取を中止し、医師に相談してください。
体質に合わない
高麗人参は健康食品なので、基本的には誰でも摂取できます。
しかし、自然の植物なのでまれに体質的に合わない人がいます。
体質的に合わない人は、時間がたっても下痢などの症状が回復しません。
残念ですが、体質に合わない人は摂取できません。
少量から始めると良い
高麗人参を初めて摂取する場合は、少量から始めると、好転反応がでにくくなります。
体質に合わない場合も、強い拒否反応を避けることができます。
ですので、初めて摂取する際は、少量を摂取し様子をよく見ることをお勧めします。
異常がなければ少しずつ量を増やしましょう。
それでも好転反応が出た場合は、量を減らすかいったん摂取を中止して体調を確認しましょう。
体調が戻ったら、再び少しずつ量を増やして様子を見てください。
2週間以上たっても症状が改善しない場合は、他の病気の可能性や高麗人参が合わない体質の可能性があります。
その場合は、摂取を中止して医師に相談してください。