高麗人参を摂らない方がいい人
高麗人参は栄養食品なので基本的には誰でも摂取できますが、高麗人参を摂取しない方がいい人もいます。
ここでは、高麗人参を摂取しない方がいい人や、摂取するのに注意が必要な人について説明します。
腎臓病の人
腎臓病の人でカリウム制限がある人は、高麗人参の摂取を避けるか含有量に注意して摂取してください。
高麗人参にはカリウムが豊富に含まれています。
腎臓病でカリウムが制限されている人が高麗人参を摂取すると、カリウムの摂取量をオーバーする場合があります。
糖尿病の人
すでに糖尿病でインスリンの注射を打っている人や血糖値を下げる薬を飲んでいる人には悪影響がある可能性があるので、摂取前には必ず医師に相談してください。
一般的には、高麗人参にはインスリンに似た働きがあるので、糖尿病の予防や改善に効果があります。
赤ちゃん
赤ちゃんには高麗人参を与えないようにしてください。
赤ちゃんは免疫力が低く、抵抗力も十分ではないので高麗人参を摂取すると風邪が悪化したり健康を害したりする可能性があります。
ただし、母親が高麗人参を摂取して、母乳を通して与えるのは大丈夫です。
≫高麗人参を赤ちゃんが飲んでも大丈夫か?についての詳しい記事はこちらから≪
乳がんの人
乳がんの人は高麗人参を摂取するのは避けましょう。
高麗人参に含まれているジンセノサイドには、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きがあります。
エストロゲンは乳腺や子宮内の組織を増殖する働きがあるので、乳がんの人が摂取すると乳がんの組織を増殖させる可能性がある、と言われています。
また、乳がんの治療に使われる抗エストロゲン薬の効果を妨げる可能性がある、と言われています。
子宮筋腫の人
子宮筋腫の人は高麗人参を摂取するのは避けてください。
子宮筋腫の原因はまだはっきりとは判明していません。
しかし、初潮が始まるまでは発生せず、エストロゲンが減少する閉経後には小さくなることからエストロゲンが関係している、と言われています。
高麗人参には乳がんの人で説明したようにエストロゲン様作用があるので、子宮筋腫がある人が摂取すると筋腫が大きくなる可能性があります。