ホルモンバランスの乱れに高麗人参
高麗人参にはホルモンバランスの乱れを整える働きがあります。
ここでは、高麗人参のホルモンバランスに対する効果について説明します。
高麗人参のホルモンバランスを整える働き
高麗人参に含まれている有用成分のジンセノサイドは、単体ではなく数十の種類があり、それぞれ違う働きをします。
エストロゲン様作用
女性の場合は、女性ホルモンのエストロゲンが減少するとホルモンバランスが乱れます。
ジンセノサイドは、エストロゲンに似た働きがあります。
そのため、何らかの原因(加齢など)でエストロゲンの分泌が減った時にエストロゲンの代わりに働いて、エストロゲンの減少によるホルモンバランスの乱れを整えます。
自律神経を整えてホルモンバランスの乱れを治す
ホルモンバランスと自律神経は、同じ脳の視床下部(ししょうかぶ)という場所でコントロールされています。そのためお互いに影響し合っていて、自律神経が乱れるとホルモンバランスも乱れてしまいます。
自律神経は、身体が動いている時に活発に働く交感神経と、休んでいる時に活発に働く副交感神経の2つの種類があり、状況に応じてどちらかが優位になって働いています。
高麗人参に含まれているジンセノサイドには、正反対の働きをする2種類があります。正反対の働きを持つジンセノサイドが、体内のバランスを取るように作用することで、自律神経が乱れるのを防ぎ、ホルモンバランスの乱れを整えます。
ホルモンバランスが乱れる原因を解消する
高麗人参はホルモンバランスを乱す次の原因にも効果的に働きかけます。
・冷え
・ストレス
・睡眠不足
冷え
血液は栄養や酸素を身体中に運んでいるので、身体が冷えて血流が悪くなると栄養や酸素が行き渡りにくくなります。
そうなると、卵巣にも血液が行き渡りにくくなって卵巣の働きが悪くなってしまいます。
エストロゲンとプロゲステロンは卵巣で分泌されるため、血行が悪くなるとこの2つの分泌量が減り、ホルモンバランスが乱れる場合があります。
高麗人参には血行を良くして冷えを予防、改善する効果があります。
ストレス
ホルモンバランスと自律神経は、上記の「自律神経を整えてホルモンバランスの乱れを治す」で説明したようにお互いに影響を与えるので、自律神経が乱れるとホルモンバランスも乱れる場合があります。
過度のストレスは自律神経の働きを乱すので、ストレスが続くとホルモンバランスも乱れる場合があります。
高麗人参にはストレスを予防、緩和する効果があります。
睡眠不足
睡眠中はさまざまなホルモンが分泌されるため、睡眠不足になると分泌量が減ってホルモンバランスの乱れを引き起こす場合があります。
高麗人参には不眠を予防、改善して睡眠不足を防ぎます。
ジンセノサイドは紅参に多く含まれている
高麗人参は栽培された土地によって含まれている成分の数や量が異なります。
栽培年数によっても異なり、6年根(6年栽培された高麗人参)が最もジンセノサイドが多く含まれています。
また、加工方法によっても異なり、皮を剥かずに蒸してから水分量が14%以下になるまで自然乾燥させた「紅参」は、その過程で新しいジンセノサイドやマルトールなどの成分が発生します。
高麗人参は6年根の紅参が一番ジンセノサイドなどの成分が多く効果も高いので、購入する場合はお勧めです。
高麗人参を購入する場合は、含まれている成分の量や数、加工法などを製品紹介のホームページなどでよく確認しましょう。