高麗人参の花ってどんな花?
赤い花が咲く
高麗人参は栽培して4年目に赤い花が咲きます。
高麗人参の花は、栽培して4年目にやっと咲きます。
4年をすぎると茎の中央から分かれてその先に小さな柄や花梗(花や実を支えるための茎)ができ、そこに花が咲きます。
高麗人参の花は1つの花に雄しべと雌しべの両方が備わっている両全花(りょうぜんか)で、花びらが5枚と5個の雄しべ、1個の雌しべがあります。
5月の中旬ごろから開花をはじめ、外側から中央に向かって開花します。
開花には6~13日かかりますが、最盛期はわずか2~3日で、朝の10時から12時くらいの間しか咲きません。
受精するとすぐに実ができはじめ、7月頃には真っ赤な実をつけます。
実には種が2個入っています。
また、高麗人参を代表する有用成分のサポニン(ジンセノサイド)は、花にも含まれています。
ただし、ジンセノサイドは根の部分が一番バランス良く含まれています。
少量しか採れない
高麗人参の花は小さく、35キログラムの高麗人参のうち500グラムしか採れません。
また、味もとても苦いです。