高麗人参の育毛効果
高麗人参には、薄毛や抜け毛を予防、改善し、育毛を促す効果があります。
ここでは、高麗人参の育毛効果について説明します。
男性型脱毛症を予防、改善する
高麗人参には、男性型脱毛症(AGA)を予防、改善する効果があります。
AGAは、男性ホルモンのテストステロンがジヒドロテストステロンに変わることによって起こります。
テストステロンは、「5αリダクターゼ」という酵素と結びつくとジヒドロテストステロンに変換されてしまいます。
ジヒドロテストステロンには強い脱毛作用があるので、ジヒドロテストステロンが増えると抜け毛が増えてしまいます。
高麗人参を代表する有用成分のジンセノサイドは、単体ではなく40以上の種類があります。
その中の、ジンセノサイドRd、Ro、Rg3には 5αリダクターゼ酵母の働きを抑える作用があります。
育毛を助ける高麗人参の働き
毛乳頭細胞を増殖させる
毛乳頭細胞は毛根の先端にあり、その隣にある毛母細胞に発毛するように指令を出します。
高麗人参は、毛乳頭細胞を増やして髪の毛の量を増やす働きがあります。
血行促進
血液は、酸素や栄養素を全身に届け、老廃物を回収する働きがあります。
血行が悪くなると、頭皮に酸素や栄養素が行き渡りにくくなるので髪の毛がやせ細ったり抜けてしまったりします。
ジンセノサイドは、血管を拡張したり血小板が固まるのを防いで、血液がドロドロになったり血栓ができたりするのを防ぐ働きがあるので血行を良くします。
抗酸化作用
抗酸化作用とは活性酸素を除去する働きのことです。
活性酸素は、もともとは体内に侵入したウイルスや細菌を攻撃して除去したり、酵素の働きを助けたりする良い働きがあります。
しかし、紫外線やストレス、激しい運動、たばこなどが原因で増えすぎると攻撃対象が無くなって
正常な細胞を攻撃してしまいます。
毛母細胞や毛乳頭細胞が活性酸素に攻撃されると、ダメージを受けて機能が低下し、髪の毛の量が減ったり抜け毛が増えたりします。
ジンセノサイドには高い抗酸化作用があります。
アルギニンでテストステロンを増やす
テストステロンは毛根を強くして抜け毛を防止する働きがあります。
ですので、テストステロンが減少すると抜け毛が増えてしまいます。
高麗人参には、テストステロンの分泌を促進する働きがあるアルギニンや亜鉛が含まれています。
エストロゲン様作用
女性ホルモンのエストロゲンは、髪の毛の成長を促したり、髪の毛の寿命を長くしたりする働きがあります。
エストロゲンの分泌量は加齢と共に減り、50歳前後の更年期には著しく減少するので、抜け毛や薄毛が増えてしまいます。
ジンセノサイドには、エストロゲンに似た働き(エストロゲン様作用)があるので、減ったエストロゲンの代わりに働いて抜け毛や薄毛を防止します。
ストレスを予防、改善する
コルチゾールの分泌量を正常にする
ストレスを感じると副腎皮質ホルモンのコルチゾールが分泌されます。
コルチゾールはとても繊細で、正常に分泌されるとストレスを緩和する働きがありますが、ストレスが続くと分泌量が増えて
・自律神経の働きを乱し血圧を上昇させる
・成長ホルモンの分泌を抑制して肌トラブルを引き起こす
・ストレスを緩和する働きがあるセロトニンの分泌を抑制する
などの悪影響を及ぼします。
ジンセノサイドは、コルチゾールが過剰な場合は抑制し、コルチゾールの分泌量を正常化してストレスを緩和します。
自律神経の乱れを整える
過度のストレスを感じると自律神経の働きが乱れます。
自律神経には、昼間などの身体が活動中に活発に働く交感神経と、夜間などの身体が休んでいる時に活発に働く副交感神経の2つの種類があります。
この2つは自動的にどちらかが優位になって働き、自分の意思では制御できません。
自律神経の働きが乱れて交感神経の働きが優位な状態が続くと、緊張が緩まらずに血管が収縮し血行が悪くなってしまいます。
そうなると、血行促進で、説明したように抜け毛や薄毛になる場合があります。
ジンセノサイドは自律神経を整える働きがあり、自律神経の乱れによる髪のトラブルを予防します。
高麗人参は育毛に役立つ栄養が豊富
栄養が不足すると髪にも栄養が不足し、髪がやせ細ってボリュームがなくなったり、抜け毛が増えたりします。
高麗人参は、土地の栄養を吸い尽くすので栄養素が豊富で、
・アミノ酸
・ビタミン
・ミネラル
・炭水化物
・糖類
などが含まれており、多い製品では98種類もの栄養素が含まれています。
ですので、不足している栄養を補って抜け毛や薄毛を予防、改善します。